キーンコーンカーンコーン
「あーー、やっと終わったーー」
「萌々香おつかれー。めっちゃ疲れたね」
「そーだよぉ!最後の授業が数学とかまじ最悪!!!!!」
「まぁまぁ(笑)あっ、ねぇねぇ、このあと暇?」
「暇だよー。どうしたの?」
「駅前に新しいケーキ屋さんでしたじゃん、萌々香ケーキ好きだから行かない?」
「行く行く!!!!!」
あっ!自己紹介するね!
私は藤宮 萌々香(フジミヤ モモカ)ケーキ大好きの高校1年生だよ。特に、ショートケーキは大好物!
髪の毛は栗色のロングヘアでくせ毛が気になる。
今喋っていた彼女は私の大親友の
斉藤 依音(サイトウ イオ)。超美人なの!
髪は黒色のショートヘアで男女からも人気があるの
彼氏もいてね、その彼氏さんもイケメン!!!!!
いつも困った時とか助けてくれるから大好きなの!
「ねぇねぇ、藤宮さんいる?」
「萌々香、呼ばれてるよ?」
「うそ、本当だ!ちょっと行ってくる!!!!!」
in校舎裏
「あっ、藤宮さん!」
「あっ、いた。どうしたの?^^*」
「/////あっ、いや、あの、
俺と付き合ってください!」
「うん、いいよ!」
「ほんとに?」
「うん!どこに行くの?」
「え?」
「え?いや、付き合うんでしょ?だから、どこに行くの?」
「いや、その『付き合う』じゃないんだよなー」
「???」
「いや、もういいや。ごめんね。」タッタッタッタ
なんだったんだろう?依音聞いてみよ!
in校舎
「どうだった?ニヤニヤ」
「いや、なんか、付き合ってくださいって言われたの」
「おーー!それでそれで!」
「で、『いいよ!どこ行くの』って聞いたら、走って帰っちゃったの。依音、これってどういうこと?」
「は?
そういえば、萌々香ってド天然だった(ボソ)」
「ん?なに?」
「いや、なんでもない(笑)
まぁ、いいや、ケーキ屋さん行こ!」
「うん!」
「そういえば萌々香、響くんは?」
「響ちゃんは、今日部活だって」
「あーね、サッカーの試合ってもうすぐだよね?」
「そーだよぉ。今月末。」
「いいなー。萌々香には響くんみたいな可愛い年上の幼馴染みがいて」
そう、私には高3の幼馴染みがいるの。
名前は伊藤 響介(イトウ キョウスケ)
サッカー部の部長やってるの。
響ちゃんは男の子なのにすごく可愛い!
学校でもモテモテで私の自慢の幼馴染みなの!
「依音だってカッコイイ幼馴染みいるじゃん。」
「いや、あんな腹黒のやつなんか幼馴染みじゃないし。」
依音にもカッコイイ幼馴染みがいるの。
名前は服部 壱弥(ハットリ イチヤ)
響ちゃんと同い年で生徒会長なの。私はその服部先輩がすきなの。
依音にはもう言ってあって、ずっと応援してくれるの。
「萌々香はなんであんなやつがいいの?
萌々香なら可愛いから他の人でもいけるよ?」
「服部先輩はあんなやつじゃないよ!
すごく優しくて、カッコイイよ!
あと、何回も言うけど、私は可愛くないよ、
可愛いのは依音の方だよ。」
「はー、ほんとに無自覚なんだから(ボソ)
でも、壱弥好きな人いるって言ってたよ?」
「ウッ、それは聞いたけど…… 」
そう、服部先輩は好きな人がいるっていう噂が流れている。でも、噂だもん!噂なんかに負けないもん!
私と服部先輩の出会いは入学式の時……
~回想~
「どーしよう!寝坊しちゃったよー
お母さん、今何時???」
「今?今は8:00よ。」
「8:00!?入学式早々遅刻はやだよー」
「ももちゃんが昨日夜更かししたからでしょ?」
だって昨日はみたいドラマがいっぱいあったんだもん……
とにかく急がなきゃ!
「もう行くね!いってきまーす!!!!!」
「いってらっしゃい。気をつけてね。」
ハッハッハッ、
着いた〜、間に合った〜。
今何時?
『8:15』
やばいじゃん、確か入学式8:40からだったっけ?
まぁとりあえず、教室確認しないと