「はい、これでいい?」

とりあえず、Tシャツとスウェットパンツを渡した。

「あ、とは…」

「下着」

「あー、うんそうだね。下着ね……下着!?」

「うん。そー。とって?」

なぜか若葉くんがキラキラした笑顔を向けてくるのですが。

「嫌だよ」

「そうですか」

「うん。自分でとって」

「なに怒ってんの?冗談だし。本気にしてやんの」

クッ…全くこの人は…イラっとくる…。

「じゃあ、ご飯作ってくるから」

「ああ、あんま無理すんなよ」

「は、はぁ…?」

「お前、わかってねえだろ」

「うん?」

「はぁ…まあいいや。うまいもん作ってくれよ」

「うん」