はぁ…疲れた。

もうすっかり若葉くんのペースだし。

凛のやつ〜!!
凛がいるから大丈夫だと思ったのにさ…。

どうしよう…。

「はぁ…」

ため息をつきながら上がって部屋着に着替えていると、スマホからバイブ音が鳴った。

「お母さん…?」

珍しいな、お母さんから電話がくるなんて。
昔から凛の面倒とか見てたし、家事も出来るし。

「なに…?」

「あ、奈留?あの、今日ちょっと伝え忘れてたことがあるんだけど」

「え、そうなの?何?」

「実はね…」