「でも驚いた、まさか雅ちゃんと逞真が知り合いだったなんて」


離れたくはなかったとはいえ、連れてきたのは間違いだったかもしれない。

自分でやっといて墓穴ほった。


「佐伯さん、着替え終わりました。」


気持ち切り替えないと、春瀬さんに撮ってもらうんだし。


「お、やっぱ似合うね色男〜!雅ちゃん、うちの逞真どうよ?」

冬の新作を全身、身につけての撮影。
最近は冬でも薄着の服が多くて少し冷える。



「……まぁ、嫌いじゃない…ですけど。」


















「黒羽くんコート脱いで寒くない?!」

「大丈夫です心が暖かいので」