母親が飲み物を買って行って、祖父と二人きり
祖父から私に教えた言葉は…

「自殺するんじゃねーぞ、可愛いんだから」

祖父が寝たきりになる前、ラップでひもを作って、私が自殺しようとしていた事を、どうやら母親が話していたらしい
初めて祖父から聞いた、「可愛い」という言葉に私はすこしビックリしたけど、嬉しかった

そして数週間後、父親と母親と祖母とおばさんとおじさんとおばさんの旦那が祖父のお見舞いに行ったら、祖父はまるで亡くなったひとのような姿で苦しそうに酸素を付けて、息ができない状態

帰り道、父親から

「じいちゃんは胃がんだよ」

って伝えられて、私は胸が痛くなった