そこにいたのは、去年同じクラスだった河口 乙葉(Kawaguci Otoha)ちゃんだった。

乙葉ちゃんは、クラスの中心グループの子と仲が良く、あまり話したことがなかった。

なんでそんな子が話しかけてくれたのだろう。

そう考えていると、乙葉ちゃんは、「友達になってくれませんか?」という嬉しい言葉を言ってくれた。

私の返事はもちろん、「大・大・大歓迎、よろしくね」という、OKの言葉。

それから予鈴が鳴るまで話していて、いつの間にか呼び捨てで呼ぶ仲になっていた。