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引っ越して初めての夏が来た。
この町、アパートの生活、学校生活にも慣れてきた。
私の大学は8月2日から夏休みに入った。
日焼けをしたくないから、と部屋に引きこもっていると、インターホンが鳴った。
「はーい」
と言ってドアを開けると目の前に琉唯くんがいた。
「夏と言ったらなんだ?」
急な質問に戸惑う。
「、、夏祭り?とか?」
疑問形で答えると、
「正解!ということで17時に駅集合な!」
「えっ。わ、わかった!」
予定も聞かないで誘うところ琉唯くんらしいな。
、、行けるけど。
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「紅菓ー!こっち!」
声が聞こえた方に振り向くと琉唯くんと唯吹くんが立っていた。
「唯吹くんも来てたんだ!」
唯吹くんは少し照れて、
「紅菓が行くって聞いたから」
と、優しく微笑んだ。