拓也は動揺していた。 「取り合えず 優子の様子みてくる」 上着を着て あわてて部屋を出て行った。 100㎞先の奥さんと夏実ちゃんの元へ 行くんだね…… これで いいんだ…… 引き出しに入れていた指輪は 元カレの写真やプレゼントなどを入れてある段ボール箱に入れて…… 自分の気持ちと一緒に封印した。