隼人があたしの薬指に指輪をはめて、顔の前のレースをめくった。 そして、出会った時と変わらない笑顔でこういった。 「なっちゃん」 迷いのない、 澄んだ瞳。 光がなくなるまで、 その瞳にあたしを映していて? 優しく微笑んで、 世界一甘いキスをした。 あたしは一生忘れない。 あなたのひとみを... 【end】