｢自分で考えてもわかんねぇから、お前に頼ったんだろうが。｣













本人に分からないことを私に聞かれても…


自分の体のことは自分が一番良く知ってなくちゃ、おかしいでしょ？






んー…でも、強いて言うなら…













｢…考えすぎなんじゃない？｣






｢は？｣










あまりにも軽すぎる私の答えに、桜河は素っ頓狂な声を出す。












｢悩みとか…アホなあんたには似合わなすぎるっつーの。｣








ベッと舌を出して言ってやる。











｢お前な…

人が真剣に悩んでんのに…｣










呆れたようにため息をつく桜河に、後ろからヘッドロックを食らわしてやった。