「ここは家じゃねぇんだぞ。
男ばっかりの所でそんな格好してんなよ。」
そう言いながら、ズカズカと歩いて行く桜河に、私も早足でついて行く。
「ちょいちょい、歩くの早すぎ。」
「お前の足が短いだけだろ?」
「残念!
あんたがデカすぎるだけだから。」
いつもと同じくだらない会話。
このどうでもいい言い争いが、私にとっては大切な日常で…桜河が私の一番の理解者だ。
だけど……
突然立ち止まった桜河の背中に、私は思いっきり顔をぶつける。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…