「そう思うなら出てってほしいんだけどね」


「…沖田さん。怪我はもう大丈夫なの?」


「君に心配される謂れなんてないよね?」


腕に包帯を巻いた総司があからさまに天李に絡む光景も、ここ何日かよく見る。


乱闘の時、不意を突かれた総司は軽い怪我をしていた。


天李は顔を引きつらせてため息をついた。