急いでUターンした

校門には

少し身長の伸びた翔の姿が


「意外と、はやかったな」

「急いだもん

なんで、ここに私たちの制服でいるの?」

「親が
新学期から前の学校に戻っても良いぞ
って言ってくれたから」

「そうなんだ...」

「何泣いてんだよ、ばーか」

「来るなら来るって連絡しててよ!!ばかー」

「ハイハイ、すみませんでしたお姫様」

そう言うと

さりげなく手を繋いだ