「ま、いいや!話戻すね
私その虹みたいな存在になりたかったんだ

虹って、皆を幸せにする力があるじゃん?

皆を喜ばせる力があるじゃん?

何より、皆に愛されるじゃん

たまからね、そんな存在になりたいなって

思ってた

でも、今はね

無理に自分を変えなくても良いかなって
思ってるんだ」

「俺もそう思うよ?
虹華ちゃんは虹華ちゃんのままでいいんだよ」

「私もそう思う」

「俺も、てか虹華もう人気者みたいな状態だけどな」

『確かに』

『あはは...』

皆に言いたいこと言えて

スッキリした

お兄ちゃん

私ね、お兄ちゃん以外にも生きる意味を

見つけたよ

だから、私のことは心配しないで

絶対目覚ましてね