「それは決まってんだろ
俺達がお前を必要としてる
それって俺達がお前の生きる意味に
なるんじゃねーの?」

「え!それ俺が言おうとしてた!」

「私もだしー!」

「皆...
ありがとう」

皆が目を細めて微笑んだ

「今言うのも変かもだけどさ
翔、虹華ちゃんと遥ちゃんの前では
素で話してんだな」

「あー、こいつらには嘘つきたくないから」

「私もずっと思ってたの
クラスのみんなと話す時は
明るい人気者!みたいな感じなのに
私たち4人で話してる時は
クールな感じで」

私もずっと思っていた

どちらにしても

安藤くんは優しい

だから気にしないようにしてた