もちろん、追いかけてきたが足には自信がある。

青の髪は目立つ。フードを被るが隙間から髪が
見えるから意味はあまり無いが、まだいい
だろう。

しばらく、走って気配が消えた。
壁に寄りかかって、休憩。

疲れた。多分あれは殺し屋だろう。
昔、会ったことがある。気配が似ている。

これから、どうしようか。このままだと、
殺されるだろう。

…仲間に助けを求めるか。

いや、それで失いたく無い。もう、何も。

とりあえず、うまく逃げるしかないか。

そう考えていた時だった。