大半の者が信じないか、面白半分で参加するくらいだろう。それでもチラシが、鉱石のように輝いて見えた――迷いなんてなかった。


「私の、“片翅”はどう思う?」

「どこまでもついていくよ、おれの“片翅”」



 それが合言葉。


 それだけで強くいられる私たちは。


 だって、もうひとりぼっちじゃない。どこへだって行けるんだ、これから何処まででも。