高校を卒業すると同時に、俺たちは白蘭も卒業した


高校も、白蘭も全部終わった
でも、一つ終わらなかったことがあった


それは


花夜を想い続けることだった



俺たちの引退式にも来てくれた花夜の隣には当たり前のようにPLACEのリーダー、綾牙がいた


花夜は幸せそうに笑っていて、それを見て敵わないと思い知らされ心が痛む


そんな俺を見て綾牙は喜んでいるのだろう
あいつは独占欲の塊のような男だからな