「沖縄になら友だちもいるし、もしかしたら友だちと過ごしている間にまた、歌えるようになっているかもしれない」

奏多の言葉に、冬羽は頷く。

「そうだよ、それがいい」

「でも…」

七宝は咲姫を見る。

「…行ってきたら?
気分転換に」

咲姫も、沖縄に帰る事を許してくれたので、七宝は沖縄に帰る支度を始めた-。