「でもアズ、電子タバコだよね、それ」

「ヴォーカルだからね」

安純は煙を吐き出す。

「咲姫さんみたいに本物の煙草を吸いたいとかないの?」

「ないよ」

安純は笑う。

「わたしにはこれで十分」

「お、いたいた!」

奏多と冬羽がやって来た。

「これからご飯食べに行かない?」

奏多の言葉に、安純は頷く。

「行く行く♪」

「わたし、お寿司が食べたい」

「お肉がいい~!」

皆、好き勝手言う中、七宝はその中に入っていいか悩んでいた。

「七宝の歓迎会なんだから、七宝も行くよ~」

咲姫の言葉に、七宝は嬉しそうに笑うと、4人について行った-。