体育祭当日、
「海渡、これ、つけて」
陽花は、クラス別のハチマキを、海渡に渡す。
「いいよ、後ろを向いて」
仲の良い2人を見て、七宝の胸は痛くなった。
3月、海渡から卒業すると決めたのに、同じクラスになり、活動時間が一緒になればなるほどどんどん海渡を好きになっていった…。
「ありがとう!」
「どういたしまして」
七宝は少し離れた場所から、2人を見ていた。
「七宝、次じゃない?
七宝が出る種目」
愛智に声を掛けられ、スタート地点に向かう。
「位置について、よーいドン!!」
合図が鳴り、皆、一斉に走り出す。
七宝も順調に進んで行ったが、だんだんと高くなるハードルに七宝は躊躇しながら飛ぶようになった。
「海渡、これ、つけて」
陽花は、クラス別のハチマキを、海渡に渡す。
「いいよ、後ろを向いて」
仲の良い2人を見て、七宝の胸は痛くなった。
3月、海渡から卒業すると決めたのに、同じクラスになり、活動時間が一緒になればなるほどどんどん海渡を好きになっていった…。
「ありがとう!」
「どういたしまして」
七宝は少し離れた場所から、2人を見ていた。
「七宝、次じゃない?
七宝が出る種目」
愛智に声を掛けられ、スタート地点に向かう。
「位置について、よーいドン!!」
合図が鳴り、皆、一斉に走り出す。
七宝も順調に進んで行ったが、だんだんと高くなるハードルに七宝は躊躇しながら飛ぶようになった。