夏休みに入る前の日曜日、七宝(なほ)は海渡(かいと)と水族館に行った。
元々は、龍一(りゅういち)と涼香(りょうか)の4人で行くつもりだったのだけれど、涼香の計らいにより2人になった。
「七宝は絶対海渡が好きだよね」
涼香が笑い、龍一も頷く。
「あ、ごめん」
涼香が龍一に謝ると、龍一は苦笑いを浮かべる。
「なんくるないさぁ。
それより、何も俺たちまで、水族館に来なくてもよかったんじゃない?」
龍一と涼香は、先を行く七宝と海渡に気づかれないよう、こっそりと後を追う。
「水族館って楽しいから好きさぁ」
「自分の為かい!」
すかさず龍一が突っ込む。
「あ、七宝たち、移動するよ!
わたしたちも行こう!」
涼香はそう言って、龍一の手に触れた。
龍一は何も言わない為、そのまま手を繋いで館内を回った。
元々は、龍一(りゅういち)と涼香(りょうか)の4人で行くつもりだったのだけれど、涼香の計らいにより2人になった。
「七宝は絶対海渡が好きだよね」
涼香が笑い、龍一も頷く。
「あ、ごめん」
涼香が龍一に謝ると、龍一は苦笑いを浮かべる。
「なんくるないさぁ。
それより、何も俺たちまで、水族館に来なくてもよかったんじゃない?」
龍一と涼香は、先を行く七宝と海渡に気づかれないよう、こっそりと後を追う。
「水族館って楽しいから好きさぁ」
「自分の為かい!」
すかさず龍一が突っ込む。
「あ、七宝たち、移動するよ!
わたしたちも行こう!」
涼香はそう言って、龍一の手に触れた。
龍一は何も言わない為、そのまま手を繋いで館内を回った。