「ありがとう」を伝えたくて

恋愛(実話)

七瀬 葵和/著
「ありがとう」を伝えたくて
作品番号
1568189
最終更新
2019/07/27
総文字数
336
ページ数
1ページ
ステータス
未完結
PV数
11
いいね数
0
私の実話を少しアレンジしたものです。

少しでも共感してもらえると嬉しいです。

(登場人物は実名ではありません)

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[プロローグ]

中学校を卒業してから早一ヶ月。
あと一週間もすれば高校生活が幕を開ける。
そんな新生活のことは忘れて私は拓海と一緒にいた。
私は近くの公立へ、拓海は少し離れた私立へ。
バラバラの高校というのは不安だ。

「拓海、高校離れるからって浮気なんてするなよ?」
「は?そっちこそ」

正直、カレカノと言うよりは友達と言った方が近いかもしれない。

「さぁ、どうだろうね?かっこいい人いたらそりゃね⋯?」
「そこは嘘でもさぁ」

拓海は特別かっこいいわけでもない。
至って普通。
けど、誰よりも優しい性格で私はそこに惹かれて付き合った。
もうこの関係も一年半になる。

「はいはい。あんたが一番ですよ」
「うわ、てきとーじゃん」
「まあまあ。とりあえず映画館入ろ」

私はこの幸せが当たり前のように続いていくものだと思っていた。
あらすじ
あの時あの場所で

「ありがとう」

と言えていたら⋯

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