「なんでだ?」

「父さんはまだ血がつながっているだろ。
だから許せるんだよ。ほうっておくっていうのは最低だけどな。
なのに家に帰ったら血がつながってない赤の他人がいる。
気持ち悪いさ」

俺は一気にいった。


「そうか。
許してもらえないか?」


「紗矢にも聞け。
いいな?」