俺はあわてて寝たフリをする。

ズズッ・・・

毛布を顔までもってくる。

しばらく立ち止まっている。黒い影は俺のベットのほうに歩いてきた。

「隼人・・・ごめんな」


え・・・?今、なんていった?


この声は、父さんの声。


おきることができるわけじゃないから、寝たふりを続ける。


「ごめんなぁ・・・父さん、最悪だよな。」


そうだよ、最悪だ。

ギシッ・・・

壁のほうに寝返りをうつ。


「でもな、好きなんだ。」


はっ・・・・!!??