~♪~♪

リビングの電話が鳴った。

「はい、篠原です」

お兄ちゃんは言った。


「あっ爽?ひさしぶり!!」

あっ爽くんか。
爽くんは私たちのいとこ。おにいちゃんと同じ年で、
あかるくておもしろい。

「うん・・・?いいよ。」

お兄ちゃんは言った。

「じゃあまた後でな」

おにいちゃんは電話を切った。

「どうしたの?爽くん」

私は聞いた。

「なんかさ、いろいろあっただろ?うちにいまから遊びに来るって」

おにいちゃんは言った。

そういえば爽くんとは最近あってなかったな・・・・
爽くんはお母さんの方のいとこ。
おとうさんの方のいとことはまったくあっていない。
だってもうお互い、なにもなかったようにしてるから―