隼人―


「お母さん・・・??」


紗矢が目を覚ましてつぶやいた。


紗矢、


お前の目の前にいる人は母さんじゃない。

あかの他人だ。



「紗矢ちゃん??
目が覚めた?よかった・・
私は加納実和。」



「実和・・・??」



紗矢はうまく頭が回っていないようだ。