- 作品番号
- 1567710
- 最終更新
- 2019/08/02
- 総文字数
- 90,013
- ページ数
- 154ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 1,740,440
- いいね数
- 81
- ランクイン履歴
総合54位(2019/08/09)
原口 七海(ハラグチ ナツミ)
高校二年生
×
氷室 雪華(ヒムロ セッカ)
高校二年生
通称 冬の王子様
『私立青蘭学園には冬の王子様と呼ばれるアイドル的男子がいる』
それは幼稚園から大学までの施設内で知らない人はいない有名な話。
王子様と見まがうほどの綺麗すぎる面立ちに優秀すぎる頭脳、見るものを圧倒する存在感。
私には関係ない、雲の上の存在だと思ってた。
美化委員会で共に居眠りしてしまったのが運の尽き。
王子様との関わりを余儀なくされて。
始まった受難の日々。
『王子様には想い人がいる』
まことしやかに流れる噂。
王子様とは思えない横柄で無愛想、酷薄なその表情に惹かれるどころか避けたくなる。
なのに。
時折見せる優しさと見惚れるほどの眩い笑顔に心は高鳴る。
『王子様が捜すたったひとりのお姫様』
それは幼い頃『冬の王子様』の愛称をくれたたったひとりの女の子。
彼が再会を切望し、恋い焦がれて捜し続けている女の子。
ねえ。
あなたが大切に想うのはその人でしょう?
私はその人にはなれない。
優しくしないで。抱きしめないで。
甘やかさないで。
大事だなんて、特別だなんて言わないで。
好きになんてならない。
そう思っていたのに。
あなたに初めての恋をしてしまった。
この想いをどうしたらいい?
あなたのお姫様に、私はなれますか?
高校二年生
×
氷室 雪華(ヒムロ セッカ)
高校二年生
通称 冬の王子様
『私立青蘭学園には冬の王子様と呼ばれるアイドル的男子がいる』
それは幼稚園から大学までの施設内で知らない人はいない有名な話。
王子様と見まがうほどの綺麗すぎる面立ちに優秀すぎる頭脳、見るものを圧倒する存在感。
私には関係ない、雲の上の存在だと思ってた。
美化委員会で共に居眠りしてしまったのが運の尽き。
王子様との関わりを余儀なくされて。
始まった受難の日々。
『王子様には想い人がいる』
まことしやかに流れる噂。
王子様とは思えない横柄で無愛想、酷薄なその表情に惹かれるどころか避けたくなる。
なのに。
時折見せる優しさと見惚れるほどの眩い笑顔に心は高鳴る。
『王子様が捜すたったひとりのお姫様』
それは幼い頃『冬の王子様』の愛称をくれたたったひとりの女の子。
彼が再会を切望し、恋い焦がれて捜し続けている女の子。
ねえ。
あなたが大切に想うのはその人でしょう?
私はその人にはなれない。
優しくしないで。抱きしめないで。
甘やかさないで。
大事だなんて、特別だなんて言わないで。
好きになんてならない。
そう思っていたのに。
あなたに初めての恋をしてしまった。
この想いをどうしたらいい?
あなたのお姫様に、私はなれますか?
- あらすじ
- 高校二年生の原口七海は冬の王子様と呼ばれる学園のアイドル、氷室雪華と美化委員会で隣の席になり、揃って居眠りをしてしまったのがきっかけで関わることになる。
雪華は幼い頃に出会った、冬の王子様の愛称を付けてくれた少女をずっと捜している。
彼と過ごす日々の中で優しさに触れ、惹かれていく気持ちをとめられない七海。
そんな折り彼の想い人を名乗る女の子が現れて……切ない七海の恋心の行き先は?