(「…っ心底憎いわ…アイツらマジで許さへんからな…いつか殺してやる!」)

あの頃であったばかりだった俺らは、真夜中の病院で…トウマのあんなに殺気立った声を初めて聞いたのだ。


「『Ruby』のヤツらの動きもそれが原因なのぉ〜?四神会は何するつもりなのかなぁ〜」

「…四神会のデータベースに入り込むのは困難を極めます。こちらでも調べてみますが、とりあえず今はメンバー全員に注意喚起と情報報告をするよう通達して下さい」


『Ruby』と『四神会』が手を組むとは…最悪の組み合わせですね。


「俺達幹部も巡回に加わりましょう。とりあえず2人ずつ交代で…それでいいですね?リーダー」

今まで黙って傍観していたリョウガを見る。彼は少し沈黙し、話し始めた。