「_さん!__ろさん!チヒロさん!」
…っと、話が逸れちゃったね。
「なになに〜?聞いて欲しいことって?」
「すごい美人がクラスに入ったんですよ!」
「そうなんですよ!まさに絶世の美女…!もう、俺惚れちゃいますよ〜!」
どうやら僕の用事のメインな"彼女"は、クラスの注目の的なようだね〜。…そういえば、顔はまだ生徒会めんばーの誰も見てなかったよね、僕一番乗り〜!
「チヒロさん、呼びましょうか…って寝てるし!」
「起こした方がいいですよね…」
あらら、気持ちよさそうに寝てるな〜。そして、前の席からそれを見つめながら微笑むサクラちゃん。…うん、絵になる。
「う〜ん、いいや、僕が運ぶから」
僕がそう言うと、メンバーに驚かれた。
「えぇ〜!?大丈夫ですか?!彼女身長170cmはあると思いますけど…」