「おはよぉみんな〜!」
その声と共に、壊れそうな勢いでドアを開けて入ってきたのはオレンジ色のふわふわ髪の男(の子)。しかし、ふたりの険しい表情を見て不思議そうに小首を傾げている。
「チヒロ、もう少し静かにな」
「ホントおチビちゃんは、朝から元気やなぁ〜」
そして後ろから、男(の子)を諭すダークレッドと欠伸をしながら色気を撒き散らしているアッシュグレーのパーマが入ってきた。
「おはようございます皆さん、遅かったですね」
突然の出来事にもかかわらず、生徒会室にいたふたりは全く驚くことも無い。…まぁ、毎日同じ事が怒ればなれる訳なのだが。
「ねぇねぇ、それよりもさ、ふたりとも」