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「やぁ、神楽梓ちゃん。こんばんは?…いや、まだこんにちはかな」


サクラとショッピングモールを出て路地裏を通り過ぎようした時、その声が聞こえ足を止めた。


「…誰だテメェら」

出てきたのはふたりの白スーツの男ふたりと鉄パイプを持った赤ピアスが50人程。…そんなに大人数で何するつもりだ?


「あれ〜?梓ちゃんおじさんの事覚えてない?おかしいなぁ、1回会ったはずなのに」

おどけたように話すおっさんに、後ろにいる男達から笑い声が聞こえる。不愉快…だな。

「…悪いけど、おっさんみたいな人相悪い奴は知り合いにはいないな」

「なんだとテメ「やめなさい」…すいません」

もう1人の白スーツを止めて男は私を嫌な笑みを浮かべながら見る。