「ほらアズサちゃん!ちゃんと食べないとまた倒れるよ!」
最終的に食べてくれたのは私のパスタ3口だけだった。それでおなかいっぱいと言ったアズサちゃんが心配になったのはまた別の話。
ランチを終えて、午後はただショッピングを楽しんだ。アズサちゃんを着せ替え人形にしたり、着せ替え人形にしたり、したり…。しょうがない、アズサちゃんは美人だからなんでも似合うんだもん。
残念ながら、アズサちゃんは何も買わなかった。
アズサちゃんは物欲が無さすぎる!それをひとつ知ることが出来た。
そろそろ帰ろうか、と話してショッピングモールから外に出ると夕立が降ったあとなのか幾分か涼しく感じた。現在午後17:00。夕日が差している道をふたりで歩く。何も起こらなくて良かったなぁ…と思っていた矢先、事は起こる。
「やぁ、神楽梓ちゃん。こんばんは?…いや、まだこんにちはかな」