愛され女子に愛されたい。

憂鬱。その言葉が何故こんなに当てはまるのか。
「ねぇ、先生が貴方を呼んでたんだけど。」
「は?知るかよ。誰が行くか、いかにも怪しいじゃねぇか。」
いやそうですけど。
「お前が行けよ、どうせ暇だろ。」
「あ、いや。その。」
おっしゃる通りです。
「ちょっくら腕試ししてくっから、後よろしく。」
「あ、待って。」
力強く戸を閉めていってしまった。
どうしよう。担任の先生に頼まれてたのに。
「あれ?あの不良は脱走かい?」
「・・・すみません。」
本当、今度会ったときに長く説教してもらっても構いませんので。
「いいよいいよ!う~ん、どうする?」
「私に聞かれましても。」
「そっかぁ。ごめんね?」
・・・この人、なんか苦手かな。
「じゃあ、先生探してきまぁ~す。」
らんらんとしながら探しに行かれてしまった。本当、よく先生になれたな、あの人。子供みたいだ。

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