鼻にくるアルコール臭は、気持ちが悪い。


「ふーん…
君、可愛いじゃん!
暇なの?俺らと遊ぶ?」


派手な柄のシャツに、穴の空きすぎている
ジーンズ。それに金髪…ピアスは10個以上…。そんな男の人が私を見わたし、そう言った。


「いえ…ごめんなさい。
予定があって」


「えー、俺らと遊ぼーよ」


なかなか引き下がってくれない。


「すみません…」


「あれ?何逃げようとしてんの?」


「イタッ…」