「処置しよっか。座って?」


「はい…あ、ごめんなさい…」


「え?」


ポタポタ…と真っ白な床が少し赤に染まる。


「血が…」


「いーよ。ほら、座って?」


そんな事どうでも良いよ、
なんて顔をしながら私の肩を持ち椅子に
座らせた。


「とりあえずは…血、落とそっか」


私の腕を優しく持ち、水に濡らしたガーゼ
で腕を拭いてくれる。


「次、消毒ね。
ちょっと痛いけど…ごめんね?」


「ッ…」