「ありがとうございます…」


やっぱり美味しい…先生のココア…


それにドーナツも…すっごく美味しい…


「んふふ…」


「な、なんですか…?」


「いや、美味しそうに食べるなぁって」


「だって、美味しいんですもん…!」


「良かったよ。食欲あって…。」


「陽奈ちゃんのお父さんは社長さんなの?」


「えっ」


「ごめん。話したくない?」


「いえ…」


先生にこんな事…
だけど聞いて欲しかった。
一人で抱え込んでいたら辛いから…。