「陽奈ちゃん、どうする?
寝室戻る?起きたままじゃ辛いでしょ?」


確かに少し頭が痛いし、横になりたい。


だけど…


「…部屋に…1人はっ…」


雷が鳴ってるなかで、1人は嫌だった。


あ…まずいこと言っちゃったかな。
先生が少し困ったような顔をした。


「あ、やっぱり寝室でも…「ちょっと、
待ってて」


泊めさせてもらっている身だから
我儘言っちゃいけないのに…


なんて下を向いて考えていたら
先生はそう言い放ちリビングを出て行った。