先生に言われ見てみると、目を閉じたくなる くらいの怪我。 それに腕に垂れる、生暖かい赤のもの… 「うわっ…」 「お前ら〜、続きしとけ〜 すぐ戻って来るから」 行くぞ、と肩を抱えられ保健室に向かう。 「すいませーん」 ガラガラと音の鳴る立て付けの悪いドアを 開け、先生が声をかける。 「体育で怪我して。 処置お願いできます?」 「はーい」