ゆっくりと靴を履いてから先生に体を支えて
もらい駐車場まで必死に歩いた。


「ごめん、歩かせて。
助手席に乗れる?」


先生の車の前に着くと助手席の
ドアを開けてくれた。


「はい…」


ゆっくりと座ってトランクに荷物を
入れてくれている先生を待っていると


「ブランケット掛けるね」


そう言いながら先生は私の体を
包むようにブランケットを掛けてくれた。


「あっついね…体…。
なるべく早く運転するね」