その時


「…っ…」


急に屈んだせいか、目眩がして。


なんとか自分で持ち直そうと思ったけど
やっぱり無理で


そのまま地面に倒れそうになる。


「っぶな…!」


「大丈夫?目眩した?」


「…」


先生は私の体を受け止めて、目線を合わせ


「辛い?気持ち悪い?」


そう言いながらゆっくりと私の体を
ベッドにもたれ掛けさせた。


私はゆっくりと首を振り


「ごめんなさい」


そう謝った。