え、でもまだ学校あるよね…?
なのに帰ってもいいの?


「あ…の……」


「ん?どうした?」


「先生も…帰るんですか…?」


「うん。校長から許可降りたからね」


許可って…。

あ…
そういえば、私、どうしたら良いんだろう。


家に帰っても1人だよ?
さっき起き上がろうとしただけで頭が
クラクラしたのに…


「陽奈ちゃん」


「っぇ…」


先生が私の体をゆっくり起こした。


「大丈夫?この体勢は辛くない?」