静まり返った屋上に、1限目の始まりを
告げるチャイムが鳴った。


孝も凛も、普通に登校して勉強が出来て
羨ましい。


瀬川先生と喧嘩なんてしたくなかった。
先生を嫌いと思いたくなかった。


普通に会話したかった。
普段通りに…話したかった…。


涙なんて流したくなかったのに。


もう色んなことで頭が破裂しそう。


一度、眠りにつこう。


そう思って目を閉じるとすぐに
眠りについた。