曲がり角にある階段を必死に駆け上がって
屋上に出た。


何段も何段も必死に駆け上がって…。
そんな時でも涙は止まらなくて。


分かってたよ…


先生だから、私の気持ちは伝えれないって


だけど、こんな終わり方したくなかった。
もう少し…もう少しマシな終わり方が
良かった。


存在が邪魔な生徒から好意を伝えられたら
困っちゃうよね。


だから、素っ気なくしてたんだ。


そうだ…そうなんだ…。
今までの行動が全て繋がった。