「あ〜…」


先生?
なに…、その反応…


「そうですね、大変ですよ」


心に矢が刺さったかのような衝撃が
走った。


そんな私の事を知らず先生達は会話を
続ける。


「男の子が怖くて、震えて、泣いて、
そりゃ大変じゃないって言ったら嘘に
なります」


「震える…って…柊さんが?」


「そうです、だけど……」


先生の抑揚の無い、無神経な言葉が
グサグサと私の心を苦しめた。


大変なんだ。
私がいると面倒なんだ。