「先生、今日はありがとうございました」


「ううん。陽奈ちゃんが来てくれて
嬉しかった」


その笑顔は夕日に負けないくらい
キラキラしてる。


「これからも遠慮せずに保健室来なよ?」


「フフ…はい。」


「んふふ…よし!じゃあ帰ろ」


先生は私がクスッと笑ったのを見て
嬉しそうに保健室の鍵を閉めた。


「陽奈!」


それと同時に声が聞こえて。
視線の先には孝が私を呼んでいた。