「おう。じゃ、そろそろ帰るわ。
母さんにも言っとく、話せたって」


「うん、ありがと。またね」


ドアを閉めて部屋に戻った。


やっと…やっと、話せた。
良かった…


あとは、1人で抱え込むのをやめたい。
いい加減、自分を傷つけるのをやめたい。


多分、世間から見たら何故、痛くて怖い
事をするのか、そう思われる。


正直、私もそう思ってた。


だけど…不思議と、傷つけてる瞬間は
痛いなんて思わなくて。