「うん、当たり前だよ。
俺は大丈夫ですから、
陽奈と前みたいに話せるようになりますんで」


「ありがと、孝君。」


「…りがと…ごめん…ね、孝」


「あ、あぁ…」


「陽奈、お母さん話す事あるから
部屋に居てなさい。」


きっとお母さん、私が少し怖がっている事に
気づいたから言ってくれたんだよね。


「分かった…」


私は4人の輪から離れら階段を登ろうとする。


「陽奈!」


孝に名前を呼ばれ思わず手に力が入る