ーー…


「陽奈〜?寝てるの?」


「ん…?」


「陽奈?陽奈に用がって人が来てるけど」


お母さんが私を呼んでる声が聞こえて
気づいた。


「私、寝てた?」


窓を見ると、青空だったはずが
夕焼けに染まっていて西日が眩しい。


「うん?ぐっすり。
じゃなくて、お客さんよ?」


「誰?」


「陽奈に用って言ってたから顔見れて
ないわよー!ほら、早く出て!」


「もぉ、分かった」