私がいくら言っても、先生の手は
止まらない。


「もう…やめて…先生」


「やめて…よ…。お願い…
もう自由にさせてっ…」


「お願いします…。
もう、生きたくない、、」


「陽奈ちゃん」


悲しそうな目でこっちを見たかと思えば
包帯を巻き終えた先生が、私をギュッと
抱きしめ耳元で囁く。


「お願い…
これ以上、自分を傷つけないで」


「陽奈ちゃんは何も悪くない。
だから…陽奈ちゃんが消えようと思う
理由なんてないんだよ」


「もうこれ以上、傷つく姿なんて
見たくないっ…」


っ…なんで…